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遺伝も関係あるの???

1.ドパミンD4、ドパミンD2、ノルアドレナリン受容体遺伝子など による多遺伝子仮説が有力
2.双生児研究で一卵性双生児一致率80-90%、二卵 性双生児一致率32%
3.子ども1人がADHDである場合、そ兄弟がADHDである 可能性35%
4.親族(両親、祖父母、伯父、伯母など)からADHDを受け継ぐ 可能性男性(父、祖父、伯父)から遺伝方が女性(母、 祖母、伯母)から遺伝よりもリスクが高い (遺伝浸透率男>女)

1.発達障害他すべて精神障害(統合失調症、双極性 障害、不安障害など)と比べて最も遺伝しやすい
2.発達障害児家族に、殆ど(80〜90%)発達障害者がい ることを忘れずに
3.モンスターペアレントになりやすく、周りささいな言動に反 応して、抑うつ的、攻撃的になる。

発達障害けっして稀なもでない。いくつか本邦調 査によれば、たとえばADHD、LDとされる子ども割合15歳未 満で6〜12%にぼる。
近年米国NSCH(National Survey of Children‘s Health) 統計で、2003年から2007年間に4〜17歳まで子ども ADHD有病率が7,8%から9.5%に増加し、そ増加率4年 間に21.8%上昇したとされている。更に子どもADHD診断率 2011年に12%となり、43%と急上昇している。現在米国で 5〜17歳小児約580万人がADHDと診断されている。特に女児、 黒人、ヒスパニック系で診断率が急上昇している。
また近年米国カリフォルニア州で調査によれば、アスペ ルガー症候群有病率が1990年から2010年20年間間に 600〜700%増加しているという。

ADHD神経生物学的には?

ADHDにおいて、前頭前皮質及び頭頂葉・側頭葉ノルアドレナ リン神経系やドパミン神経系に機能障害があると考えられている
注意障害、実行機能障害、衝動抑制障害に関連して以下ような ことが報告されている: 前頭-線条体経路神経回路網変化 前頭、特に前帯状回、皮質下領域及び頭頂領域代謝低下 ADHD重症度と相関する脳容量低下 遺伝傾向があることが知られている: 双生児研究で遺伝率0.91 家族遺伝率0.6-0.8 ノルアドレナリン及びドパミン関連遺伝子関与

1.ADHD主に前頭葉−線条体・尾状核狭い領域 ・・・脳内アミン主にドーパミンとアドレナリン
2.ASD主に前頭葉・側頭葉−基底核・尾状核−小脳 もっと広い領域 ・・・脳内アミン主にドーパミン、ノルアドレナリンほか、 セロトニン、そ他も関与