マンスリー・コムズの内容。
同院には最新設備もそろい「脳の血流を測る“光トポグラフィー検査”を行うと発達障害でどんな二次障害が起こるか、ある程度予測できる」という「1か月分の外来枠が30分で埋まるほど、発達障害を疑う人は多いです」。
そう語るのは、大人になってはじめて気づいた“成人専門”の発達障害外来を設けているメディカルケア虎ノ門の五十嵐良雄院長だ。 「自分で疑って病院を訪れる方、奥さんに連れられてやってくる方、または子供に発達障害傾向があることから自分もそうではないかと疑ってくる方など、受診の理由はさまざまです。年齢層としては20~40代と広く、新卒入社前の方もいれば、それなりのポジションにいる方もいます。
業種だとIT系や、不得意なジャンルの仕事を任せられてうつになってしまった研究職の方などが目立ちますね」。知的障害を伴わない発達障害者は、ASDだと「むしろ学業は優秀だった」という人も多い。それだけに有名企業の社員だったり、官庁勤めの人などもいるという。そのようなステータスのある人でも「単に苦手なだけなのか障害なのか、診断を希望して受診しにくる」と五十嵐院長は続ける。 「発達障害があっても、普通に働けているなら問題はないんです。病院に行くか行かないかは、『自分や周囲が困っているか?』という基準で判断すべきだと思います」
診察ではまず、看護師や心理士が小さい頃からの病歴や育った環境、現在の困りごとなどを1時間半ほどかけて聴取し、ASDとADHDに関するチェックリストをそれぞれ記入する。そして、心理検査や「WAIS-Ⅲ」と呼ばれる知能検査を2時間半ほどかけて実施。病院によっては心理分析で有名なロールシャッハ・テストもする。
その後ようやく最終診断が出るのだが、そこまでに1か月ほどかかる場合もあるという。 「発達障害の診断が下りた場合、患者さんの意思によりますがADHDに関しては薬物療法があります。ただ、ASDも混在している人が多いので、服薬によって効果があった場合、逆にASDの特性が目立ってくることもあるんです」
一方でASD用の薬はない。そのフォローとしてメディカルケア虎ノ門では「マンスリー・コムズ」と呼ばれるデイケアを行っている。これは自分の特性について理解を深めることが目的で、毎月1回、患者が集まってテーマごとに対処法や意見交換を行うプログラムだ。 「一般の人が思う“普通”と発達障害の人にとっての“普通”は違うということを、まずお互いが知るべきなんです」
カリキュラムでは、それを自覚するための勉強を行っている。途中で通わなくなる人もいるが、毎回70~80人が詰めかけるほど人気だという。それにしてもなぜ今、働く人々は発達障害にこれほど敏感なのか。五十嵐院長はこう語る。 「原因の一つに、働き方の変化があります。PCやスマホが当たり前となり、一人の労働者の仕事量が昔に比べて2~3倍に増えた印象です。多くの業務をこなすにはそれなりのコミュニケーション力が要る。発達障害の方は視覚に基づく文字情報の処理には長けていても、聴覚情報を駆使するコミュニケーションは苦手なことが多く、仕事にも支障をきたしたり、叱責されて傷つく人が多いのです」
利便性とともに生きづらさも増したとは、皮肉な時代である。
【五十嵐良雄院長】 メディカルケア虎ノ門院長。'03年の開院以来、さまざまな精神疾患を抱える患者に対処。
近著に『「はたらく」を支える!職場×発達障害』(南山堂)がある
「大人の発達障害」専門外来に予約殺到。受診するのはどんな人たち?
以上ですが、如何でしたでしょうか?
私はこちらのメディカルケア虎ノ門のマンスリーコムズに参加させていただいております。ほぼ毎月そちらの内容も記事にしておりますので、良かったら検索してみて下さい。最初のマンスリーコムズはこちら!
実際、困りごとがあれば病院に行き改善するというのが通常の流れだと思うのですが、発達障害においての改善は病気と違うので、病院で変えるというのは結構難しいと思います。なぜなら病院ではあまりトレーニングをやっておらず診察・診断・薬処方、となる流れが多く、カウンセリングはあってもトレーニングは大変難しいです。
こちらのマンスリーコムズもグループを組んでディスカッション等を行うのですが、人数が多いので抽象的な話になることが多く、個人の悩みを解決となるとなかなか難しいところです。ただ、発達障害の症状をもっている色々な人と話すことが出来るので、そういう意味では非常に楽しく、有意義な時間ともいえます。
管理人も今年いっぱいは参加する予定です。
2025年3月頃オープンの就労継続支援B型(さいたま市与野)の業務やカリキュラムを更新・公開しています。
— ㈱Prevision-Consulting (@previsioninfo) November 3, 2024
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代表が、不登校・ひきこもりだったので、脱し方やその間の過ごし方なども今後公開していきます!
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