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ストーカー「禁止命令」去年 過去最多に 加害者対策強化へ(警察庁)

警察庁

去年、全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談や通報は1万9000件余りに上り、つきまといなどを禁じる「禁止命令」は1963件と、これまでで最も多くなったことが警察庁のまとめでわかりました。加害者に対し警察官が積極的に連絡を取るようにするなど、今後、対策を強化することにしています。

警察庁によりますと、去年1年間に全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談や通報は1万9843件と、前の年より712件増えました。被害者の内訳では、女性が87%、男性が13%でした。

また、ストーカー規制法に基づき、つきまといなどの行為を禁止する「禁止命令」も1963件と、前の年よりも219件増えて過去最多となりました。

事前の警告なしで「禁止命令」を出せるようになって以降、7年連続の増加となりましたが、去年1月には、福岡市で会社員の女性が「禁止命令」が出されていた元交際相手に殺害される事件が起きるなど、禁止命令を出したあとの加害者への対応が課題となっています。

警察庁は「禁止命令」が出された加害者全員に対し、警察官が積極的に電話や訪問をして必要に応じてカウンセリングを受けるよう促す取り組みを全国の警察で始めるなど、対策を強化することにしています。


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