発達障害のある人にとって、効果的なノートの取り方は個人によって異なる場合が多いです。
しかし、以下にいくつかの一般的なノートの取り方のアイデアを記載致します。これらはあくまで一般的なガイドラインであり、実際のニーズや好み、ご自身の使い方に応じて調整することが重要となります。
ニーズや学習スタイルに合わせてカスタマイズすることが重要です。自分にとって効果的な方法を見つけるために、いくつかの異なるアプローチを試してみることをおすすめします。
目次
※ノート術とは関係ないけど、運動すると頭も整理されて改善する場合もあるよ!
・好きなことに没頭して、気づいたら時間が過ぎていた
・遅刻が多く、叱責される
・なぜか長期のスケジュールを守れず、納期に間に合わない
・時間の読みが甘く、何もかもが間に合わない
こういう方には大きく原因が、2つあると考えられます。
①約束事に対して遵守するという意識が弱い。約束したことより、目先の気になる事や楽しい事に意識が向いてしまう。
②時間への意識はあるが、目的までの所要見積もりが甘い。
①余裕を持った時間管理と枠組みづくり
予定の枠組みを、ぎっちり隙間のないようにしない。例えば、1時間の枠組みがあるとして、資料作成を30分、打ち合わせを30分などと予定していると失敗する可能性が見えますよね?とりあえず打ち合わせは時間内に終わるとしても、資料の作成が本当に30分ぴったりで終わりますか?こういう場合は20分程度の資料作成として、残り10分は打ち合わせの準備時間や移動時間、資料作成が間に合わない場合の保険などとして時間に余裕をもたせるようにすることです。
②効率の良い順番を考える
特にAD/HDの方は、目についたものや好きなことからやりがちですが、それではダメです。せっかく時間の枠組みを決めたので、それに間に合うように効率よく予測を立てながらすすめることが大切です。どうすればその時間内にやらなければならないことが全て終わるかを、タイムリミットの時間までの逆算で考えていきます。例えば、上記会議に使わない仕事は、その会議が終わった後にやることにする。何が優先度が高いのかを見極めながら進めていきましょう。
③メモ帳とスケジュール帳は別々にする
メモとスケジュールは基本的に分けないとごっちゃになってわけが分からなくなりますので、基本的には分けましょう。最近だとパソコンと連動の出来るスマートフォンでのスケジュール管理をお勧めております。メモ帳は小さいものだとあまり書き込めないので、小さくて薄いものよりも大きめのものを選びましょう。また、AD/HD傾向の人は、忘れっぽさや気の散り易さがあるので、月間ブロックタイプという1ヶ月がひと目で見れるタイプがおすすめです。なるべく何度もスケジュールを一月分見て、何がいつどこであるのか把握するにはおすすめです。
④二重・三重の管理で記憶違いを防ぐ
いくつものツールを使用して記憶違いや勘違いを防ぎましょう。自分のスケジュール帳だけだとあまり見なくて予定を忘れてしまったということも考えられるので、まずは予定が決まった段階ですぐに予定帳に予定を書き込みましょう。その後、PCやスマートフォンのカレンダーにも入れるなどして予定を見れる機会を増やします。さらに自分が使用している各機器でスケジュールを連携して、いつでも色々なところで目にする機会を増やすようにします。こうやってスケジュールを目にする機会を増やせば、忘れてもまた思い出すことが出来ます。