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去年(2020年)自殺した子ども499人で過去最多に

心を病む子ども

文部科学省によりますと、去年1年間に自殺した子どもは小中学生と高校生合わせて499人と前の年より100人増え、国が統計をとり始めた1978年以降、最も多くなっています。

文部科学省は専門家による会議を設けて対応策を検討し、2021年6月25日まとめ案を示しました。

このなかで特に自殺が増加した6月、8月、11月は、新型コロナウイルスの感染拡大による長期の一斉休校が明けた時期や夏休みの短縮、それに文化祭や運動会などの行事が中止された時期と重なっているとしています。

在宅時間が長くなったことで、家庭に居場所を感じられない子どもが息苦しい思いをした可能性は否めないと指摘しているほか、学校での活動を通して目標や達成感を得る機会が失われ、教員などに悩みを相談することも難しくなったと分析しています。

そのうえで、今後早急に講じるべき対応策として、SOSの出し方を学ぶ教育プログラムを示すことや、小中学生に1人1台配備されるタブレット端末などのICTを活用し、生活や学習のデータから子どもたちの変化に気付く方法を検討する必要があるとしています。

文部科学省は今回まとめた内容を教育委員会などに近く通知するとともに、子どもを支える環境整備のための費用についても、支援を検討していくということです。

子どもたちがつらくなったとき相談できる窓口

もし現在、悩みを抱えている方や悩みを抱えている方を知っている方は、こちらに匿名の相談をすることも考えてみて下さい。きっと少しは気が晴れると思います。中にはSNSでの相談を受けているところもありますので、是非参考にしてみて下さい。


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