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自転車の悪質な交通違反 反則金制度の導入検討へ 警察庁

警官に注意される

自転車の悪質な交通違反が後を絶たないことから、警察庁は、自動車やオートバイのようにいわゆる「青切符」による取締りを行う”反則金制度”の導入を検討することになりました。実効性のある取締りにつなげるのが狙いです。

警察庁によりますと、全国の交通事故の発生件数は減少傾向にありますが、▼自転車が関係する事故の占める割合は増加傾向が続いていて、▼自転車と歩行者の事故件数も増加しています。さらに、去年全国で発生した自転車が関係する死亡・重傷事故のうち、73%余りで自転車側に交通違反があったということです。

事故につながる違反を減らすことが課題になるなか、自転車の取締りは、刑事罰の対象となる交通切符、いわゆる「赤切符」を交付するなどして行われているものの、実際に罰則が適用されるケースは少なく、専門家などからは責任の追及が不十分だという指摘もありました。

こうした状況を受けて、警察庁は、自動車やオートバイのようにいわゆる「青切符」による取締りを行う反則金制度の導入を検討することになりました。実効性のある取締りにつなげるのが狙いで、月内にも有識者で作る検討会を設けて、取締りの対象とする違反の内容や年齢など具体的な議論を始めることにしています。検討会では、あわせて、▼自転車の交通ルールをどのように周知するかや、▼自転車が安全に走行できる道路環境などについても議論し、年内に提言を取りまとめる予定です。


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