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家という密室でまかり通る「おかしなルール」 14歳で母が自死した菊池さんの場合

やまざきさn

暴言、暴力、価値観の押し付け。
「家」という密室の中では、どんなおかしなルールでもまかり通ってしまう。それは核家族でも大家族でもシングル家庭でも変わらない、家族であるがゆえの怖さだ。

親子の絆を美談に仕立てたがる風潮にきっぱりとNOを

ならば、逃げ場のない密室で傷を負わされながら育った子どもは、どうやって気づいて、どう対処して、今はどうしているのだろう。

毒親サバイバル』は両親や、祖父母に苦しめられながら育った元・子どもたちの体験談を集めたノンフィクションコミックだ。著者である菊池真理子さん自身も、アルコール依存症の父と、宗教に逃げて自死した母に振り回された過去を持っている。

10人の元・子どもたちに取材を重ねた菊池さんは、「最終的に親子は必ず許しあえる」「育ててくれた恩を忘れるなんて親不孝」という世間の常識や、親子の絆を美談に仕立てたがる風潮にきっぱりとNOを突きつける。

「家から逃げられるチャンスはいくらでもあったのに、私も逃げられなかった。傷を負わされた子どもたちが、『親から逃げる』という選択ができる世の中に変わってほしい」と語る菊池さん。そんな願いを込めて描かれた『毒親サバイバル』より第1話を特別公開する。

普通だと思っていた

普通から外れたと自覚した日

生きようとしていることを知られたくなかった

うちの「普通」に似た環境が心地いい

私の知っている結婚

どんどん自分を嫌いになる

毎日はジェットコースターじゃない

傷を負ってきたひとたちへ


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