厚生労働省が、生活保護の被保護者調査(令和3年1月分概数)の結果をとりまとめましたのでお知らせします。
これが、どういう調査かというと、被保護者調査は、生活保護を受給している全ての世帯を対象とする統計調査で、受給世帯数や受給者数など基本的な数値を毎月調査し、受給している世帯の状況(世帯類型、世帯の人数、世帯主の年齢、住居の状況、生活保護の受給状況等)や世帯員の状況(性別、年齢、就労状況、傷病の状況、年金の受給状況等)など詳細な調査を毎年7月末に実施しています。
要点だけ纏めると、以下の4点です。
○ 被保護実人員は2,049,630人となり、対前年同月と比べると、19,008人減少(0.9%減)。
○ 被保護世帯は1,638,184世帯となり、対前年同月と比べると、2,522世帯増加(0.2%増)。
○ 保護の申請件数は20,061件となり、対前年同月と比べると、1,341件増加(7.2%増)。
○ 保護開始世帯数は16,072世帯となり、対前年同月と比べると、1,213世帯増加(8.2%増)。
要は、生活保護の申請が増えており、生活保護の受給を開始した世帯も増えたということです。おそらく、派遣や契約社員で働く人、飲食店関係、シングルマザーの方などが、このコロナ禍で仕事が減ったり、無くなったりした影響が出ており、貧困層や裕福ではない人たちをモロに直撃しているということでしょう。
詳細なデータはこちらの厚生労働省HPより確認できます。
以上