東京都は2023年6月18日、東京にゆかりのあるパラアスリートの認定式を行いました。
パラリンピックやデフリンピックといった国際大会で活躍するパラアスリートの強化支援が狙いです。今年度からジュニア部門も創設され、新たに計104人(パラアスリート99人、ジュニアパラアスリート5人)が認定を受けました。
パラアスリートは、すでに国際大会を視野に競技に取り組んでいる選手、ジュニアパラアスリートは今後国際大会での活躍が期待できる選手を選定しています。
認定を受けると、パラ、ジュニアともに競技活動費支援として年間30万円が支給されるほか、都のホームページで選手紹介されるなど広報活動にも力を入れます。
当事業は、2016年度から開始しており、認定期間は1年間で、毎年認定式を行っています。これまでに認定を受けたパラアスリートのうち、東京パラリンピックに出場したのは62人と多くの有望な選手を輩出しています。
パラアスリートは、競技実施環境が限られているのに加え、海外遠征や競技用装具などに費用がかかります。そのため競技を継続するのが困難になり辞めてしまう選手も多く、こうした選手たちに自治体や企業などからの支援は不可欠なものとなっています。