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児相への通告、最多の12.2万人(警察庁)

警察庁

2023年に全国の警察が虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子どもは、前年比6.1%増の12万2806人だったことが2024年3月28日、警察庁のまとめで分かりました。

摘発した事件は9.4%増の2,385件で、いずれも過去最多でした。ともに近年増加傾向で、警察庁は、児童虐待への社会的関心の高まりを背景に、市民からの通報が増えているためとみています。摘発した2385件の中では、身体的虐待が1903件と最も多くなります。

通告した子どものうち、最も多かったのは暴言など「心理的虐待」を受けた90,761人。子どもの前で家族に暴力を振るう「面前DV」の52,611人も含まれます。「身体的虐待」が21,520人、育児放棄(ネグレクト)などの「怠慢・拒否」10,250人、「性的虐待」320人と続きました。

虐待による死亡した件数は過去最小の28人でした。

また、2025年より、虐待を受けた子供を親から引き離す一位保護を巡り、裁判所が要否を判断する司法審査も導入されます。


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