2024年9月1日
群馬県高崎市は家族の介護や家事などを担っている18歳未満の子ども、いわゆる「ヤングケアラー」の負担を減らそうと、来年度からヘルパーを無料で派遣する取り組みを始める方針です。
高崎市教育委員会はことし6月、市内の中学校25校にヤングケアラーにあたる生徒を把握しているか聞き取りを行いました。その結果、各校に1人から2人ほどいることが判明し、高校生も含めると市内で50人から60人にのぼると想定されることがわかったということです。
このため高崎市は、来年度から中学生と高校生のヤングケアラーがいる家庭に民間のヘルパー2人を1日2時間、週2日まで無料で派遣する取り組みを始める方針です。
子どもに代わって家族の介護やきょうだいの世話、掃除や料理などの家事を行うということで、来年度の事業費はおよそ1億円を見込んでいます。