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「ヤングケアラー」”小学生対象”初の実態調査へ 厚労省

老人・老後の問題

家族の介護などをしている子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」について、厚生労働省は初めて小学生を対象に実態調査を行うことになりました。

病気の両親や祖父母の介護、年下のきょうだいの世話などをしている子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれ、昨年度、国は中高生を対象に初めて実態調査を行いました。

このうち中学生ではヤングケアラーが17人に1人に上り、介護などを始めた年齢の平均は小学生にあたる9.9歳だったということです。

こうしたことから、厚生労働省は、小学生を対象に2022年1月から初めての実態調査を行うことを決めました。

調査では、全国の公立小学校からおよそ350校を抽出して小学6年生に介護や世話をしている家族がいるかを尋ねたうえで、学校を休まなくてはいけなかったり、睡眠が不足したりしていないかなどを聞くということです。

また、12月からは、全国のおよそ400の大学を抽出して大学3年生を対象にした調査も始めていて、家族の介護などが進学や就職活動に影響していないか調べています。厚生労働省は今年度中に調査結果をまとめ、支援策を検討することにしています。


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