2024年12月25日
厚生労働省は、2022年度に障害者が障害福祉サービス事業所・施設の職員や家族から受けた虐待は3079件あり、被害者は3482人に上ったと発表しました。
2021年度から386件、522人増え、過去最多となりました。被害者のうち3人は死亡しました。
加害者別に見ると、家族や同居人などの養護者によるものが2123件(前年度比129件増)、施設職員らによるものが956件(同257件増)でした。いずれも暴行などの身体的虐待が最も多く、暴言を吐くといった心理的虐待が続きました。
虐待された人の障害種別(複数回答)は知的障害が72.6%で最多でした。
障害福祉サービスの報酬改定を通じて、虐待防止の取り組みを事業者に求めていることもあり、事案が顕在化したとみられます。