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日本の幸福度は22カ国中最低 (米大学)

メンタルヘルスに関して

米ハーバード大学などの研究チームは2025年4月30日、日本を含む世界の22カ国に住む約20万人の幸福度を多面的にアンケート調査した結果を公表しました。

国別で総合的な幸福度が最も高かったのはインドネシアで、日本は最下位の22位でした。

日本からは約2万人が参加し、従来の調査で測ってきた幸福感や人生の満足度に加えて、心身の健康や交友関係なども調べました。

日本は楽観主義や自由、達成感などの多くの指標でスコアが最も低く、親しい友人がいると答える人が顕著に少なく、不安や心配などを感じる人が多かった。30〜40代でスコアが下がり、女性よりも男性の点数が低かった。労働環境が影響している可能性もあります。

日本の低迷については、「宗教行事への参加が少ないことも関係があるかもしれなく、例えば、22カ国全体で週に1回以上、教会で礼拝する人は幸福度が高い傾向にありました。生きがいに関わる宗教の教えや行事を通じた人間関係の広がりが幸福度を押し上げた可能性があります。

若い世代のスコアは多くの国で低い傾向が出ました。調査データの解析などを担った担当者によると「スマートフォンやソーシャルメディアで自分と他人を比べる機会が増えたことや、能力主義的な風潮が強まっていることが影響した可能性がある」と背景を読み解いています。


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