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”地域限定保育士”全国に拡大へ 法改正

首相官邸

政府は特定の地域に限って勤務を認める「地域限定保育士」を全国に拡大する予定です。

現在の対象は国家戦略特区の指定を受ける自治体に限定していますが、2024年にも児童福祉法を改正し、全国で生じる保育士不足の緩和につなげる狙いがあります。

地域限定保育士とは、登録して最初の3年間は試験を受験した特区の地域でのみ働ける仕組みで、通常の保育士とは異なります。4年目以降は全国での勤務が可能となり、業務内容も変わりません。

それだけ聞くと、何のメリットがあるんだと思うと思いますが、違いは試験にあります。

通常必須の実技試験を講習で代替可能

通常の保育士試験ではピアノ伴奏などの「音楽」、絵を描く「造形」、童話などを聞かせる「言語」の3つの分野から2つ選ぶ実技試験が必須ですが、地域限定保育士はこれを講習で代替でき、3分野について講師の講義やグループワークを設けています。一発で合否が決まる試験では緊張して実力を発揮できない受験者もいる中、講習だと心理的な負担が軽くなります。

政府は国家戦略特区で適用して、通常の保育士との差が生じないことや、4年目以降に他県で働いた場合でも問題なく勤務できていることを確かめたので、今回全国への展開を考えました。

現在、希望しても保育所などに入所できない「待機児童」は5年連続で過去最少を更新したものの、保育士の22年度の有効求人倍率は2.46倍で不足が続いています。待遇改善や業務負担の軽減など、なり手を確保する取り組みが急務となっていることから、今回のことに至りました。


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