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高齢者の「孤独死」2.8万人 2024年1-6月(警察庁)

警察庁

警察庁は2024年8月28日、今年上半期(1-6月)に自宅で死亡している一人暮らしの人数を発表しました。

その数は、全国で計3万7,227人(暫定値)となり、このうち約8割の2万8,330人が65歳以上の高齢者だったと発表しました。政府が、こうした「孤独死・孤立死」の集計を発表するのは今回が初めてとなります。

発表によりますと、全国の警察が1-6月に扱った遺体(自殺を含む)は10万2,965人で、このうち3割近くが独居の高齢者でした。

自宅で一人で死亡した人の年齢別では、85歳以上が7,498人と最多で、75-79歳5,920人、70-74歳5,635人と続き、65歳以上の年齢層が76%を占めました。

一方で、65歳未満も8,826人に上り、中高年だけでなく、30歳代が512人、20歳代が431人おり、15-19歳の若者も42人いました。都道府県別では、東京の4,786人が最多で、大阪3,146人、神奈川2,346人、埼玉2,270人と続きました。

政府は昨年8月、「孤独死・孤立死」の実態把握に向けたワーキンググループを開催しており、当サイトでもお知らせした、孤立した人を支援する”孤独・孤立対策推進法”が今年4月に施行されています。


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